8月5日 土京川 晴れ |
今日は久々に和良へ行った。まあ、このカンカン照りでは中々釣れるとは思えんから、新規開拓と言うか、涼を求めて木漏れ日の中を歩きたかった。それで以前から気になってた土京川の源流へ行く。 源流と言っても、その横には林道が走ってて、多少の高低さがあるものの、すぐに出られるから、お気楽な川です。 現地に着くと先行者の車があり、これは予定通り。彼は私のクモの巣取りの役・・・、のはず、だった。が、どうもその先行者は、チョウチン釣りでメインポイントのほんの一部のクモの巣しか払ってくれてなかった。そうなるとフライは厳しい。フォルスキャストして、まずクモの巣払って、そしてフライに絡み付いたクモの巣をぬぐって、そしてようやくキャスティング。それの繰り返し。なんともうっとうしい。魚も仔アマゴしか出んし。もー、2時間で退散しました。 ただこのあたり、直径10mもあろうかと思われる大岩がゴロンと横たわってたり、岩盤を舐め落ちる滝があったりで、なかなかよろしい渓相です。木漏れ日の中を吹き渡る風も心地よかったです。 惜しむらくは、ここの源登の山は標高がやや低く、水温が生温い。あと、やはり水底が埋まり気味。そして、クモの巣は致命的ですね。 ここは多分、6月あたりがいいのかな? その後、九頭竜田茂谷へ飛ぶ。今朝、私の出発前に立ち寄ったテンカラN氏がそこへ行くと言ってたから、わざわざビール買って、N氏の様子を見に行ったワケ。でもそこには、テンカラN 氏の姿はなく、なぜか東京へ旅立ったはずのスズケンさんが居た。まさか7月に釣った尺岩魚に会いたくって、長駆、東京から駆け戻ってきたのか・・・? 話を聞くと、まっ、そんなオバかな事ではなくって、引越しが少しばかりずれて、たまたまポッカリと日にちが空いたんだとか。釣果は仔イワナばかりだったらしい。「もう帰る・・」と・・・・。あの7月16日で田茂谷を最後にしときゃあ良かったもんを、最後に未練残してしまいましたね。その未練、いずれ私が仇を打ってあげます。 その後私は、先週のバラシポイントに行って返り討ちにあった。ちょっとコケて、左手首を捻挫。少々痛い。 スズケンさんの仇を討つ前に、私の仇を打たねばならん。 |
(鳩塩の滝を釣る船長) |
盆の釣り |
お盆の釣りってーのは、おおむね釣れませんね。大体、気温も高いし、もちろん水温も高い。それに渇水も合わさってるし釣り人も多い。でも私ゃ、日々、渓流へ行くのであります。 12日は午後2時から牛道上流へ行った。先行者はあったものの、彼等は多分、午前中に入ってる。それは、彼らの車の周りの雨跡(この日12時位に通り雨があった)で判ります。 川へ降りると、手前の瀬尻りから20cmくらいのイワナが走った。こりゃあ釣れるかも知れん・・、と思ったもののサッパリだめだった。でもここは4時くらいになると釣れ始めたりするからと思って、ガマンして釣り上ったけど、釣れたのは15cmイワナ1匹のみ。納竿は4時15分。 車に戻ると、先行者が帰り仕度してた。釣果を聞くと、笑いながら手を横に振る。まあね、みなさん、そんなモンでしょう。 13日は、局長さんと坪さんとで阿多岐川。 この日は3人共知らない区間まで釣る予定だったので、まず川から上がる所まで行って、川岸の枝に赤いバンダナを巻いておく。それだって、車道からはかなり離れてて、草ボウボウの林道を歩いて降りて、それから水の流れた跡をたどって、ようやく川岸へたどり着くという、かなりの作業。本当のところ、ここでもうビールが飲みたかった。 そしてそこに車を1台残しておいて(帰り道用)、別の車で入渓点へ移動。 釣り開始は10時くらいか。 いつもは必ず先行者の車がある大堰堤ですが、今日は珍しく無人。ただ、お魚の方は、いつも通り静かなもんです。 しずしずと釣り上がっていって、1の滝の手前あたり。この辺だけ、魚の反応がほんの少しよかった。でも出は渋くって、バレたり咥えなかったりで・・。 その後、1の滝から杣道に上がって2の滝へ行く。この区間は禁漁区となっております、が、やはりなかなかの渓相ですね。私ゃ、なんでこの区間が禁漁区なのかは知りませんが、もしかしたら「お千代と平吉の、悲しい恋物語」が絡んでるんではないかと、ひそかに期待しておる次第です。 2の滝へ降りて、しばしの撮影会。これが本来の、今日の目的。右の写真がそれですね。中々立派な滝だし、滝つぼも大きい。ルアー振りたいくらいです。 それから2の滝を越えて竿を出す。相変わらず釣れん。まあ、渓相は素晴らしいんで飽きることはありませんが、喉は渇くし、お腹がグーと鳴る。そろそろ1時過ぎだ。先に付けた赤いバンダナを目指して川を上る。と、阿多岐川情報には無かった3の滝が現れる。この滝は三角形の頂点から流れ落ちる形で、私の好みではない。滝は、岩を割裂いて、幾筋にも分かれて流れ落ちてほしいもんだ。できればそこに、観音様のお姿が現れてくれると、もっと神々しいのに。 そしてその3の滝を巻くのも少々難儀。直登を試みた局長さんは、あと50cm体が浮けばクリア出来たものの断念。落ちたら痛いではすまんからね。結局右岸をよじ登る。 3の滝を過ぎても、なかなか赤いバンダナは見えてこず、ちんたらちんたら釣りをする。そしてようやく50m先の赤いバンダナを発見。局長さんは「幸せの黄色いハンカチ」の1シーンを思い出したと言った。我々の場合「幸せの赤いバンダナ」。あの赤いバンダナの元では、倍賞千恵子さんが、冷え冷えのビールを用意して待っておるのだー!! 川を出たのは3時近く。釣果はそれぞれ1匹づつ。上に止めた車に乗って下の車に移動、そして、ようやく飲めたビールは、最高に美味かったです。 14日は一人で田茂谷の上流。ここは以前は、ヤナギぼさぼさな所でクモの巣だらけのとこだった。でも今は、そんなもんはすっかり流されてしまってて、とても竿が振りやすい。近頃、こんな川が多いな。この日の釣果も、やはり1匹。 15日は、師匠と船長とで石徹白。師匠と船長はテンカラです。 最初、保川に入って、私に16cmイワナのみ。水も温いね。早々に昼食。 まずケーチャン食って、それから船長スパゲッティー。ちゃんとトマトの皮むいて、キノコやらニンニクやら入れて、オイルサーデンなんかも入れて、オリーブオイルと伯方の塩と黒胡椒で味付けをした。美味です。 それから16cmイワナも昇天いただいて、オリーブオイルと塩コショウで頂く。なんだかイワナじゃあないみたいな西洋風の味。美味でした。 途中、私は、火の消えたばかりのバーナーのゴトクを掴んで、右手の親指と人差し指と中指を火傷。特に人差し指のダメージが大きく、そこだけ白くなって、あっというまに水ぶくれが出来た。缶ビール掴んで冷やしたけど、それを放すとジンジンする。それで谷水の所へ行ってしばらく冷やすと痛みは引くものの、水から上げるとまたまたジンジンする。まあいいや。 後半は朝日添川。さっきの火傷のせいで、竿が振りにくい。人差し指の第一間接の所に出来た水ぶくれがグリップに当たって、痛くてしょうがない。だから人差し指の先っぽでグリップを押さえるようにして釣る。 ここでの釣果は、私に2匹。師匠と船長は、共にボーズに終わった。テンカラに勝つと、嬉しいな〜。 16日は、一人で寒水上流。でも連日の釣行で足が思うように上がらん。時々ヨロける。魚も釣れん。やぶ蚊に喰われる。1時間で退散しました。 |
8月27日 林谷 |
久々に林谷へ行った。同行者はテンカラN氏。 水はヒカヒカの渇水。時折、仔アマゴがからむも、全く釣れる気がせん。 1時間半釣りをして、昼食にも1時間半かけて終了。 釣果は17cmアマゴを各1匹づつ。 しかし、例の淵には、軽く尺オーバーのアマゴが泳いでた。 あれはきっと、私が6月に放し飼いにしたヤツだと勝手に思い込む。嬉しいな〜。 今回は写真が無いので、短文で終わります。(私は写真が無いと、なんにも書けない) |